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廃車に出来ない車ってあるの?

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車を廃車にする…人生の中でそう何度もある事ではありませんし、

一度も廃車にしたことがないという人も多いはず。
廃車=「車をスクラップにすること」と思っている方も多いかと思いますが、

本来の意味は「車歴を抹消する手続き」のことを言います。
今後一切公道を走らない抹消登録(永久抹消登録)に、車両の解体が必要なので多くの方が

『廃車=スクラップ』と勘違いされているようです。
永久抹消登録(廃車)を行う際、車が解体できていない場合は手続きをすることはできません。
これは廃車出来ないんじゃないか…という状況は時々起こりえます。

パターン毎に見ていきましょう。

 

 

所有者の同意がない車

車検証には使用者と所有者を記載する欄があります。
車を実際使用する人と、本来の持ち主(名義人)のことです。

一般的には使用者=所有者となることが多いですが、未成年者が車を使用する場合、

親の名義である事もあるかと思います。
この場合はたとえ子どもが廃車にしたくても、親の同意(実印の押された委任状)

=所有者の同意がなければ廃車にはできません。

使用者と所有者の名義が異なる理由として最も多いのがローンで車を購入した場合です。

ローンで車を購入すると、多くの場合、所有者はローン会社やディーラー・販売店になっています。
『所有権留保』といい、ローンを完済するまで所有権を預けている状態です。
この場合、ローンが残っているから車を廃車にできない訳ではなく、

所有者の同意が無いから廃車にできない、というのが正しい理由です。

ローンを完済すれば所有権解除が出来るので、所有者が購入者に変更になるのですが、

完済する前に所有権を解除したい、という場合は話し合いが必要となります。

 

 

車自体がない場合

永久抹消登録(=廃車)には車両の解体が絶対に必要です。

しかし、災害や盗難等により車が無くなってしまう場合もあります。
この場合、永久抹消登録時に必要となる、車両を解体した証明を提出することが出来ません。
しかし、盗難の場合は盗難届、災害の場合には罹災証明書を併せて提出することによって、

廃車にすることが可能になります。

 

車検切れ・税金滞納している車

税金を支払っていなかったり、車検を受けていないと廃車できないのではないか?

と思う方も多いかと思います。
しかし、この場合も廃車にすることは可能です。

 

車検が切れている車

車検切れの状態では公道を走る事ができません。
仮ナンバーをつけて解体業者に持ち込むか、レッカーで引き取りに来てもらう必要があります。
仮ナンバーの取得は手間なので、ここは業者に依頼する方が良いかもしれませんね。
たとえ車検が切れていたとしても、公道を走らず、車両の解体さえできれば後は問題なく手続きできます。

 

 

自動車税を滞納している場合

この場合も廃車自体は問題なく行えます。ただし、もちろん未払いのまま済む訳ではなく、

延滞金が加算された未払い分の納税通知が届きますので、支払いが必要です。
また、2年以上滞納している時には、嘱託保存という措置を取られていることがあります。
この場合は廃車手続きができないこともありますので、納税はきちんと行いましょう。

その他の場合

車検証と名義人の名前が違う(結婚・離婚、改名等)、ナンバープレートが盗難に合った、

親族の車の廃車を依頼された、等、こういう時はどうしたらいいのだろう?

という場合は多々あるかと思います。
このように、通常の手続きでは上手くいかなさそうな場合は、専門業者に相談するのがスムーズかと思います。
近頃は廃車・買取り専門業者も多く、状況に応じてアドバイスが貰える他、車の引取から解体、

廃車手続きまで一括して引き受けてくれます。

 

 

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